麗しき宴

美も知も酔も、一生

大福岡展・杜の蔵のお酒!

昨日から池袋の東武百貨店ではじまった大福岡展

福岡にある日本酒や焼酎を醸す蔵、杜の蔵さんがきています。

日本酒は好きだけどあんまり飲めない・・という方や
冷たい酒からお燗まで幅広い層のニーズにこたえた商品ラインナップです。

今は相談役?になってしまった名杜氏がいた蔵で、本当に計算された造りをしていると思います。

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27日(火)までやっていますので是非!!
試飲してお気に入りのお酒を買ってください♪

映画「陸軍登戸研究所」

昨年夏に公開されたドキュメンタリー映画「陸軍登戸研究所」。

この映画は元々日本映画学校(現・日本映画大学)の講師だったこの作品の楠山監督が授業のなかの研究題材として、生徒たちと取り組んだところからはじまる。

半年で終わる研究だったが思ったよりも大きなテーマであったこと、謎が多かったこと。。まだまだ追求しつくせないと、そのまま学生たちとともに取材を続け、一緒にやってきた学生が卒業しても、監督は取材を継続し、6年以上の歳月をかけて完成させた。

 

戦前、極秘に進められていた防諜、謀略、秘密兵器の開発の拠点だった陸軍登戸研究所は、敗戦を迎え「証拠湮滅」の命令が下されて歴史から消えました。しかし、今日、当時の関係者が、そこで何が行われ作られていたかをようやく語り始め、殺人光線、生体実験への道、毒物・爆薬の研究、風船爆弾、生物・化学兵器、ニセ札製造と多岐にわたる研究の実態が明らかになりました。その成果は、陸軍中野学校を通じて果たされたものも多くありました。それぞれに携わった研究員、作業員、風船爆弾の製造の一翼を担わされた当時の女学生たち、陸軍中野学校OB、その他今聞いておかなければ抹消されてしまう歴史を、勇気ある証言者たちがカメラの前に立ち、語った映像を6年以上の歳月をかけて追い続けた渾身のドキュメンタリーがこの「陸軍登戸研究所」です。

 映画「陸軍登戸研究所」HPより

昨夏は宮崎駿監督の「風立ちぬ」と同時期の上映となって戦争映画として比較がよくされていた。「これはもうひとつの風立ちぬだ!」などと言われたりしてました。

科学者の情熱が生み出した狂気の発明の数々! 兵器開発の封印された黒歴史『陸軍登戸研究所』(1/3) - 日刊サイゾー

映画『陸軍登戸研究所』 - シネマトゥデイ

新聞やメディアでも沢山取り上げられ、BS11「本格報道 INsideOUT」では「この夏上映 シリーズ映画で戦争を考える~陸軍登戸研究所 いま語られる国策研究の真実~」と題し監督が生出演するなど話題となった。

最初公開した渋谷ユーロスペースでは3時間という長編ドキュメンタリーにもかかわらず異例のヒットとなり、連日満席に近い状態、土日には立ち見もでるほどでした。
のち全国各地でも上映、東京でも何度かアンコール上映がかかっています。
(3月にはポレポレ東中野でもやっていました)


『陸軍登戸研究所』予告編 - YouTube

この映画を制作し監督をした楠山忠之。
闇に消された証言を拾い集め、事実を浮き彫りにした。
6年以上という歳月がかかったというのだから、脱帽というべき執念。

その功労を讃えられてか、今年の第33回藤本賞にて奨励賞を受賞している。

藤本賞(第31回~第40回) -映画演劇文化協会


また最近になってこの映画での真実や取材裏話などが綴られた本も出版された。

 

『陸軍登戸研究所』を撮る

『陸軍登戸研究所』を撮る

 

 私は映画も観たし本も読んだが
映画を見た方もそうでない方にもお勧めしたいと思った。

リズムとテンポがよく、長い映画を綺麗にまとめている。
また、映画では監督個人の考えなどは述べておらず、ただ淡々と事実を紡いで繋いでいくようになっているが、本では監督から見た「陸軍登戸研究所」とは何だったのか、あの戦争とは何か。。という思考がみえてくる。


楠山監督は1939年生まれ。まさに第二次世界大戦がはじまった、その年に生まれた監督。

戦争というものは自分の中に流れる大きなテーマであり、今までもそうだったと思われる。

かつて戦場ジャーナリストとしてベトナム戦争を追いかけ、60歳過ぎてからもアフガニスタンに行くなど、現場で生きた取材をしてきた監督ならではの、ドキュメンタリーである。

6月末にはこの映画「陸軍登戸研究所」の完全版がDVDとなって発売予定。
完全版とは、最初にこの映画ができたときはなんと4時間だった。
劇場公開にいたって3時間に編集しなおしたそうだが、DVDではその4時間版が見れる。
この謎の研究所について知りたい方は必見です。

 

陸軍登戸研究所〈完全版〉 [DVD]

陸軍登戸研究所〈完全版〉 [DVD]

 

 




 

 

ふらのワイン バレルふらの 2012

北海道・富良野市にある富良野市ぶどう果樹研究所は、市の農業振興の一環として1972年に設立されたワイナリー。

富良野は雨量が少なく昼夜の温度差も大きく、ブドウ栽培に適しているのだそう。
生産されるブドウはすべて地元富良野産のブドウのみを使用。
主にケルナー、ミュラー・トゥルガウなどドイツ系ブドウを栽培している。

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ふらのワイン バレルふらの 2012

セイベル5279とケルナーを使用しています。
バレル、というのは木樽という意味ですがその名の通りフレンチオークの樽で1年熟成されてます。

爽やかな柑橘の香り、樽熟成からくるバニラやミネラルの香りなどしっかりとした骨格で程よい余韻もあるのだけど、それが非常に良いバランスですーっと体にすぐさま馴染んでいくような。。。
繊細な和食系にもぴたりと寄り添い食事を邪魔せず引き立ててくれる。
そんな雰囲気がバンバン出ているワイン。

こういうドイツ系品種のワインで日本のとドイツのと飲み比べると絶対ドイツの方が複雑で味わい深くなってしまって、ワイン単体では絶対味わいの濃度に負けてしまうんだけど。

でも鮨とか茶碗蒸しとか。酢の物だってお刺身だって、お出汁の繊細な料理だって。
ドイツの白ワインだと和食の繊細な味わいを消しちゃうと思うけど、こういう日本のワインはワインもちゃんと存在感を持ちながら、和食邪魔せず引き立ててくれるんですよね。

だから日本のワインは日本の食事に合うようにつくられても、それでいいじゃん!って断言したくなるような、そんなワインです。これ。

このワイン、北海道のワインに詳しいソムリエさんにおススメされて購入の1本。
さっすが~。。って思いました。
自分じゃ絶対選んでいないと思われるワインです。
しかしこういう出会いを与えてもらったワインとのご縁って嬉しい。
感謝!

上野もつ焼き「大統領」

2か月一度くらいは必ず行くような気がする。
上野大統領。店舗移転して綺麗になってから益々繁盛してますよね。

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大統領のもつ煮は馬もつです。
だからとてもさっぱりして全然脂っぽさがない。
そこが他と違うし好きなとこっていうか。時々食べたくなる理由というか。

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もつ焼きももちろん美味しいです。
鳥つくねは普段あまり食べないのだけど、ここのは好きなので頼んじゃう。

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食べかけですみません。
サトイモ焼きも必ず頼む。生姜醤油味が好き。

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もつ焼きやさんって魚系の肴が殆どないけど、大統領はあじなめろうなんかあるところも好き。肉ばっかりだと飽きるからね。

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もうひとつ、必ず頼む、大根おろし。確か100円だよ。
たかが大根おろしですが味も美味しいの。水っぽくなくてきゅってしてる。
こういうちょいちょいなツボがはまって通っちゃう人多いんだろうな~

なつかしや、ビリヤニ

昨日ANAインターコンチネンタル東京で開催された『アジアの祭典 チャリティーバザー2014』。姉に誘われて行ってみました。

アジア・大洋州の26か国の国々が参加するこのイベント。それぞれの国の大使館の人がそれぞれの国のお料理や民芸品を売ったり、民族舞踊が見れたりと、盛りだくさんで毎年人気なのだそう。そしてここでの収益は参加国の福祉や教育支援などに使用されるという。

地味~な感じなのかと思いきや、行ってみると凄い人人人!
平日の昼間ということでマダム達で溢れかえっていました。
お料理もどんどん売り切れていきます。


サモサとか食べたいなぁ。。と思い、インドコーナーへ。
やっぱりカレーとか、人気です。
と、ふと見ると、マトンビリヤニがあるじゃないですか!
しかも知名度低いのかも?結構これだけがかなり残っている。
カレーとナンを頼むマダム達を尻目に、私は張り切ってマトンビリヤニとサモサを注文。

http://instagram.com/p/mjh9VtMdfT/

 

食べてみると、瞬間で懐かしさがこみあげた!
大学時代インド料理のお店で長くアルバイトしていたことある私。
インド人が作る家庭料理を作ってもらったり教えてもらったりした経験が沢山あって。そういう家庭料理がとっても美味しくって大好きだった。
インド料理レストランで食べるインド料理より何倍も好きだった。
そんな味を、思い出させる家庭的な、素朴な味わい。
スパイスのダイレクトな風味。辛味。
うひょう~。。。懐かしい。。(涙

ビリヤニとはインドの炊き込みごはんのようなもの。
だから全然脂っぽくないです。
しかもお米もインド?で使われてるような細長い、サラサラしたお米。
マトンもやわらかくて美味しかった~。。

もうこれを食べれただけで行った甲斐がありました。
サモサは家に持ち帰り、温めて食べましたが、これまた懐かしの美味しさに感激。

食べたのはこれだけだったけど、ニュージーランド産のマヌカや蜂蜜も少しお安く買えたし、おまけももらえたし、とても楽しかった数時間でしたー。

来年もまた行きたいな~。


 

奈良・久保本家酒造訪問

奈良県宇陀にある、久保本家酒造。
昨年は生もと造りには欠かせない、酛すりを体験しました。
今年は昨年で酛すり引退のおこぜ先生と共に、麹室でのお仕事をちょびと体験させてもらいました。

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麹室へ突入前の気合のかお。麹室のなかは暖かいのでTシャツに着替えて潜入。

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蒸米に種麹をふります。

で。
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私もやらせていただきました。

「akkiちゃん、やってみるか?」
の、杜氏のひとことに「うん!!やりたいです!!!」即答の私。
やる気満々の顔と答えに、杜氏、笑ってた(^_^;)

体験できるものは何でもやってみたいですよね!

愛する日本酒ですから!!
しかしめちゃ真剣な顔です。
いや、本当に嬉しかったのです。感激の体験。


酒母の櫂入れも。

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雪の降るさむ~~い日でしたので蔵の中は冷え冷え。厚着してモコモコです。

仕込み16号の櫂入れ。

ってことで前の月にもとすりをされた皆さまにまじって記入させてもらいました。
楽な仕事でみなさんすみません(^_^;)

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翌日は大雪。帰れないかと思いましたがなんとか帰宅。

と、いうか東京の方が大雪で!

地元の駅降りたら違う風景過ぎてびっくり!

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いっぱいの思い出を頂いて、最高の1泊2日の旅でした。
ありがとうございました☆