麗しき宴

美も知も酔も、一生

埼玉・深谷「滝澤酒造」へ

深谷にある滝澤酒造さん。
1863年創業、『菊泉』の銘柄で深谷の町で親しまれてきた地酒。

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ご縁があってこの夏の終わりごろだったか、蔵元さんとたまたまお話する機会があって。深谷へいった折には絶対訪ねてみようと思っていたのです。
深谷シネマから歩いて5分ちょいくらいだったかな。

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お酒を売っているとこへお邪魔してみました。色々なお酒がずらり。
棚には古い菊泉の酒瓶が骨董的に並んでいました。
こういうの、酒マニアの心をくすぐります。ほすぃ~。

何時にどの位いられるかもわからなかったので蔵元さんに連絡はせず突然伺いました。ちょうどこの日から京都へ出張だとかでいらっしゃらなかったけど、専務の奥様と色々お話しさせてもらっちゃいました。
奥様はとっても可愛らしい素敵な方で。短い時間でしたが楽しい一時を過ごさせてもらいました。ありがとうございます。

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購入した3本。
山廃純米吟醸と菊泉の純米。無濾過生 微発泡の彩のあわ雪。

山廃は自然農法でつくられた「若水」を原料米として使用している。
酒米・若水はあまりなじみがないので興味深くてチョイス。
冷やで飲むと穏やかで優しい酸ですが、燗にしてみるとはっきりした輪郭で酸が現れました。燗冷ましがこれまたいい。

純米 の菊泉はボルドー型の瓶なのが面白い。レトロだけど新しくて。文明開化の音が聞こえて来そうなボトルです。
味わいは冷や、燗、冷酒、と飲んでみましたが、冷酒で頂くのが一番好きでした。燗や冷やだとぼんやりしていた酸が、冷たくするときりりとした酸が登場してきて、それが面白いったら。あんまり飲んだことのないパターンです。

どちらも食事を邪魔しない食中酒。私は邪魔する日本酒は苦手なので、こちらのお酒、結構好きかも、と思いました。都内では買えないそうですが、蔵のHPから直接買うこともできます→滝澤酒造さんHP

あわ雪はまだ飲んでませんので、また後日。

そんなことで深谷を楽しんだ数時間でした。滝澤酒造さんでは造りの時期には蔵見学もできるみたいなので、蔵見学をしたあと深谷シネマで映画観て、酒蔵跡地を眺め、七ツ梅結房で300円カレーを食べる。。。なんてもの楽しいプチツアーになりそう。
また是非訪れたいまちです。